6月。梅雨入りしたのにもかかわらず雨はあまり降らない。毎年のこと。


 昨日、上司に「会社を辞めます」と伝えてきた。
 初めてのことではなくて、今年の初めにも実は伝えていた。「次の職は決まっているのか?」と聞かれて何も決まっていなかったので、それを聞いた上司に「聞かなかったことにするからもう一度考えるように」と言われていたのだ。踏みとどまった理由はそれではなく別のところにあるのだけれど、会社のあれやこれや書けないことがあるので書かない。けれど、一つわかったのはやっぱり容赦ないなということ。
 そして自分自身の仕事のやり残していたことを全て片付けたので、ようやっと昨日、言ってきた。


 次の仕事が見つかっていないのは今もで、やりたいことはぼんやりとあるものの、正直全く形にもなっていない。「そんなに甘くないで」と以前上司に言われていたけれど、それでもこれ以上いる気は無いのでもう動くしかない。
 好きなことをしたいけれどそれすらぼんやりとしているし。
 かといって今と同じ業種の以前声をかけて頂いたところにお世話になるのも、なんか違う気がする。


 退職日はまだ決まっていないけれど、無職になる不安は今はまだ、無い。きっとそれは自分にきちんと向き合っていないからだろうなぁ。
 たまーに夜中に将来の色々なことを考えると途方もなく底の知れないところに落ちていくのであまり考えないようにしている。以前、彼氏と別れたという3歳年下の職場の後輩に「結婚とか考えるとうわあああ〜ってなる!!」って言われて、あー私はもうそういうところを超えたところにいるんやなぁって思った。仕事も結婚のことも考えないで、逃げている状態。
 就職活動のことを考えると、大学の時を思い出して暗ーくなる。空っぽな自分を見せつけられるから。けど向き合わなくっちゃなぁ。吐きそうやな。
 とことん向き合ったら、何か見えてくるものがあるのかしら。