何だかんだ言ったって

先月人事異動が発表されて、上司であるマネージャーがレストランへ異動になった。
以前私がイライラメソメソしていたら、別の上司から、今度マネージャーが異動になって実質今の部署で一番経験が長いのが私になるのだよと、まだ他には絶対言うなよと話があった。だから発表されても何の驚きもなくって、かといって知ってましたとも言えず。他のメンバーは驚いたり悲しんだり泣いたりしている中、自分はさぞかし冷たい人間に見えるだろうなぁと冷静に考えていた。
実際知った時も驚きはあったものの悲しみはあまりなくって、むしろマネージャーとは、仕事に対する姿勢にどうしても納得いかない部分がいくつかあったせいもあって、正直あまり馴染めなかった。前の上司とどうしても比べてしまったし…。
でも今日プレゼント渡しながら挨拶してたら、泣く四歩手前くらいになってしまって、自分が思ってるよりも寂しかったんだなぁって発見した。
一番最初のマネージャーはとても厳しくて、本人の前でもお客さんの前でも泣いてしまったし、自分だけの秘密の階段の下でも隠れてこっそり泣いた。二番目のマネージャーはとても真面目でお茶目で優しくて、その分怒るとみんな凍りついた。三番目のマネージャーはとても大ざっぱで、お腹が空いた時が休憩時間で、ミーティングにも私はその曜日は休みだからと言って出なかったくらい、本能で生きる人だった。その度に真面目ちゃんな私はイライラしたけど、今思えば私が学ぶことも多かったはずで、そんなイライラはやり過ごしてもっと良い所を見ればよかったなぁ…と今さらながら思ったりした。
相手に対して悪いイメージがあると悪い部分にばっかり目がいってしまって、随分と私は損なことをしていたんだなぁ…。